ローカルビジネス

オーダースーツのSADAの経営戦略を学ぶ

年商32億から7倍、8倍をねらう社長の思考

株式会社佐田という会社をご存知ですか?

オーダースーツのSADAといえば、カンブリア宮殿などメディアにも取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。

参考URL https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2019/1017/

先日あるセミナーに参加した際に、株式会社佐田の佐田展隆社長のお話をお伺いする機会に恵まれました。

客の好みに合わせて、全身20か所ほどのを採寸を行い、体にフィットするスーツを高級テーラー並みに仕立ててくれることで、そのシェアを広げています。
それだけ質の高いスーツであるに関わらず、価格は19800円からという驚きの安さ。

破格オーダースーツは、自社工場での設計や裁断を自動化することでコストを削ることで実現されているとのことでした。

マスコミに取り上げられるくらい会社経営が順調に思えるのですが、実は茨の道の連続で、リーマンショック、震災、感染拡大などで、とんでもない赤字経営のどん底からの逆転経営のお話しもお伺いできました。

印象的だったのは、佐田社長が「紳士服市場5000億円と言われるなかで、オーダースーツのSADAの年商は32億ほど、たとえ市場の5%でもとれれば250億に届く。年商も7、8倍になってもおかしくない」とおっしゃったことでした。

19800円のスーツはいきなりバカ売れしたのか?

19800円でオーダースーツ!に自信満々で広告を打ってみたけど、反応は「嘘だろ!どうせ最後には桁が変わって請求されるんだろ?」というものが多かった。

売れなかったとおっしゃていました。

そこで、信用度と知名度が足らないと売れないということを痛感され、経営を見直したとのこと。

シェアを広げるための経営方針のなかでも、やっぱりそうよねーと感じたことは以下の通り。

  • 「知名度、信用度を上げていく必要がある」
  • 「PDCAサイクルを高速で回しまくる」
  • 「思い立ったが吉日」
  • 「手数を増やす」
  • 「即実行」

知名度、信用度上げるために

いきなりテレビなどに取り上げられたわけでなく、プレスリリースを何年も繰り返し、情報誌、地方紙、全国紙、テレビと順にステップアップしていったということおっしゃってました。

いきなりテレビ!ってことはなかなかないんですね。

同時に、有名人にもできるだけSADAのスーツを着てもらうために、なんどもお願いしてやっと来てもらったとも。

そこまで大きな企業でも、お願いして「はいよ!」というわけではないのですね・・・

チラシやリスティングをドバーって広告をかけても反応がないのって、こういう地道な努力を怠っていることあるかもしれませんね。

手数をしっかり!😁

レジュメにもしっかり宣伝さすがですね。

まとめ

知名度、信用度をあげるために、手数を増やしましょう。

実店舗なら、オンライン、オフラインともに充実させる必要がありますが、流れとしてオンラインへ注力することが増えています。

そんな状況だからこそ、オフラインの施策やリアルで営業が効果的かもしれません。

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